年中無休の安心診療ご予約はお電話にて
048-812-1888
電話受付時間: 9:30~18:30
さいたま市緑区美園5-50-1 イオンモール浦和美園1階

糖尿病内科

糖尿病とは

糖尿病とは、膵臓で作られる血糖を下げる働きを持つインスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなることで、血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込まれず、ブドウ糖の濃度が高くなった状態が続く生活習慣病です。

糖尿病の発症時には、自覚症状がないため、殆どの場合ご本人には分かりません。

糖尿病の2つのタイプ

糖尿病には次の2つのタイプがあります。

1型糖尿病

膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が、ウイルス感染などをきっかけに免疫異常により破壊されて、身体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こります。

2型糖尿病

両親からの遺伝で、インスリンがもともと出にくい体質(両親にはっきり糖尿病の方がいなくても糖尿病遺伝子は隠れていることがあります)を持つ条件と、運動不足や脂肪の過剰な摂取などの生活習慣の結果、インスリンの働きが悪くなる条件が組み合わさって発症します。
日本の糖尿病患者の95%以上はこのタイプです。

その他に遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気などが原因となるもの、妊娠糖尿病などがあります。

糖尿病の三大合併症について

糖尿病の三大合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症があります。
各々自覚症状が乏しいため、症状が出た場合には、随分と病状が進んでいるので注意が必要です。
以下に糖尿病の三大合併症について簡単にご説明いたします。

糖尿病神経障害

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが糖尿病神経障害です。
中心となる足や手の末梢神経障害の症状の出かたはさまざまで、手足のしびれ、怪我や火傷の痛みに気づかないなどです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れることが特徴です。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は目の中の血管が膨れたり、閉塞したり、破れたりするために網膜や硝子体などに異常が出てくる病気です。
糖尿病になってから数年経過して発症するといわれていますが、初期の頃には全く自覚症状がありませんので、糖尿病と診断されたら、定期的に眼科の検査を受ける事が大切です。
気がつかないうちに病気が進行してしまい、ある日突然、眼底に大出血を起こして失明の危機にさらされることもあります。
早い段階で網膜症の発見が分かりますと治療効果も向上します。
まだ見えるから大丈夫という自己判断は危険です。

糖尿病腎症

尿を作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、だんだんにおしっこが作れなくなります。
すると人工透析といって、機械で血液の不要な成分をろ過して、機械でおしっこを作らなければなりません。
週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析が必要になる原因の第一位がこの糖尿病腎症です。
しかもこれらの合併症は何の自覚症状もなく、少し血糖値が高い「糖尿病予備軍」と呼ばれる初期段階からひそかに進行します。
そのため糖尿病と診断されたら少しでも早く治療を開始し、食事療法・運動療法を含めた治療を継続することが大切です。

糖尿病の主な症状

糖尿病のイメージ写真

糖尿病は自覚症状の乏しい病気ですが、次の点に注意して、当てはまる場合は、早めの検査をお勧めします。

  • 急な体重の減少
  • とても喉が渇く
  • このごろ太ってきた
  • おしっこの回数が増えて、量も多い
  • だるい、疲れやすい
  • 手足がしびれたり、立ちくらみがする
  • 足がむくむ、重くなる など

糖尿病の治療法

糖尿病初期の段階であれば、食事療法と運動療法がメインとなります。
初期の段階であれば、食事を減らしたり、運動を少し増やしたりするだけで血糖が改善することも少なくありません。
また進行すると薬物療法が必要となります。
薬物療法には血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人やかなり不足してしまった人のためのインスリン注射があります。
過信は禁物ですが、医師の指導の下、糖尿病は自己管理をしっかりすれば、必要以上に怖がる必要はありません。
健診で糖尿病を疑われたら、早めの受診をお勧め致します。

▲ PAGE TOP