糖尿病内科は糖尿病などの代謝疾患や高脂血症などの生活習慣病を診察します。
糖尿病や脂質異常症、高血圧は、「生活習慣病」とも呼ばれるように、日常生活における食事や運動が大きく影響する疾患です。クリニックでは、病状だけでなく仕事や生活環境に応じた適切な治療法を患者さんご本人と相談しながら選択していきます。また、合併症が起こらないように定期的に検査を行い、早期発見・早期治療に努めます。
空腹感やのどの渇きがひどくなる
手足の感覚が低下、または、チクチク指すような痛みがある
頻尿になった
疲労感が続いている
皮膚が乾燥して痒い
皮膚の傷が治りにくい
糖尿病かどうかを調べるには、病歴や家族歴などの問診と尿検査、血液検査を行います。血液検査で高血糖が慢性的に続いていることがわかれば、糖尿病と診断されます。異常値がみられる場合、別の日に再検査を行うことがあります。
一般に尿に糖が出るのは血糖値がかなり高くなってからのため、糖尿病の診断には血液検査が欠かせません。
食後は血糖値やインスリン値が高くなりますので、採血検査を受けられる場合は、10時間以上食事やカロリーの含まれた飲み物をとらないで来院してください。(お水は構いません。)
内視鏡専門医による内視鏡検査
負担の少ない鼻からの
胃カメラ検査を導入
鎮痛剤を利用した苦痛の少ない
口からの胃カメラ検査も可能
血液中の糖の濃度を調べる検査です。
血糖値は食事を食べる前と後で値が変わり、空腹時だけでなく食後2時間後の血糖の状態をみることでインスリンという血糖値を下げるホルモンが正常に働いているかを確認することできます。測定した時の状態によって「空腹時血糖値」「食後血糖値」「随時血糖値」など、名前が変わります。
HbA1cは血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」とブドウ糖が結合した物質で、過去1,2カ月の血糖コントロールの状態がわかります。長期間の血糖コントロール状態がわかることで、糖尿病治療の貴重な情報源になります。
尿のなかにブドウ糖があるかどうか検査します。健康なひとは、ほとんど尿にブドウ糖が出ることはありません。尿中に含まれるブドウ糖の割合によって、試験紙の色が変わります。しかし、軽度の糖尿病では尿糖が出ないこともあります。
日本人の4人に1人は糖尿病か、その予備群といわれています。糖尿病は、それ自体は直接命に関わる病気ではありませんが、自覚症状がないまま進行して、合併症を起こすことが大きな問題となります。なかでも「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性神経障害」、「糖尿病性腎症」は糖尿病特有のもので、「三大合併症」と呼ばれています。いずれも血糖値が高い状態が続くことによって、細い血管の障害を引き起こし、発症します。
血糖値が高い状態が続くと、血管が傷ついていきます
高血糖の状態が続くと、太い血管では動脈硬化が加速します。
動脈硬化は動脈の内側にさまざまな物質が沈着して厚く、硬くなり、隆起(プラーク)ができる状態です。動脈硬化が進むと、血流が途絶えたり、血管にこびりついているプラークがはがれて血管に詰まり重要な臓器に障害を起こします。
脳梗塞
心筋梗塞
高血糖の状態が長い期間にわたって続くと、体の細い血管が障害されて血流が悪くなり、とくに細い血管が集中している場所に合併症が起こります。
眼、腎臓、神経系で合併しやすく網膜症、腎症、神経障害があります。
網膜症
腎障害
神経障害
以下のチェック項目が多いほど糖尿病のリスクが高いといえます。
是非生活習慣の見直しにお役立てください。